いつか一緒に輝いて

‪HE★VENLY PARADEについて喋っているオタクを見たことがなかったのでわたしがパイオニア!をしようと妄言を700字綴ったところでデータがふっとんだので普通に日記でも書く。‬

 

*

 

‪実家から出てだいたい1ヶ月が経った。‬
‪生まれて初めて自分だけの(正確には自分だけではないが)城を手に入れたのだ!ふふ。‬
‪わたしは新しい自室を自分にとっての最高のらしんばんにするという欲望があり(鳳瑛一さんグッズを最高の形で陳列してえ〜〜〜!!)そのための棚を日夜探していた。‬

‪実家へ残した荷物を回収しに帰った際、実家近くの百貨店へふらりと立ち寄るとインテリア雑貨の店が閉店のためにセールを行っていた。‬

‪そこでわたしは出会ってしまったのだ。‬
‪完璧ならしんばんの棚と。‬

 

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‪かわいすぎる…‬
‪直径が150cmあり、だいたいわたしの背と同じ高さになる。つまり少し屈めば鳳瑛一のアクスタと目を合わせられるってワケ。ハムスター小屋を覗くみたいじゃない?最高…‬
‪定価だと思わず目を逸らす値段のものが、破格の70%オフになり背伸びをすれば買える値段になっていた。‬

わたしのための祝福だ。
‪手元に転がり落ちてきた。‬
‪そう思った。‬
‪思ったが、衝動にばかり身を投げていては破滅する。オタクは利口なんだぜ?とその場を逃げるように後にする。

‪しかし、セール品。恐らく現品限り。セール自体もいつ終わってしまうのか…ずるりと諦めきれないわたしは次の日もその店の前にいた。必要なお金も下ろして。欲望に正直に生きろ。

‪手の空いていそうな店員さんに「この棚欲しいんですけど…」と話しかける。‬
‪シャッキリとしたお姉さんはとても親切で、この棚が本当に最後のひとつだと言うことや、いかにお得かを教えてくれた。‬
‪とても親切なお姉さんはとても親切だったので、商品の悪いところも教えてくれた。ガラスの棚板は郵送不可なので自分で運ばなければならないこと。展示品だったためあちらこちらに傷やテープ跡があること。大きさのため相当な送料がかかること。‬

‪わたしは車の免許を持っていないし、持つつもりもない。軽い梱包をしてもらったガラス数枚を両手に抱えて県を跨がなければならない。背伸びをして買うものが傷だらけで…買ってから「傷さえなければ…」と零すのはあまりに惨めすぎる。なにより、傷だらけの棚に鳳瑛一は似合わない。送料は…まあ、予想していた。‬

‪手元に転がり落ちてきたものが、そのまま指から滑り落ちる感覚があった。‬
‪ああ、彼(棚)はわたしのための祝福では無かったんだ。

 

*

 

‪ここ1年で、わたしに向けられた祝福だ。と感じることが何度かあった。‬

 

‪わたしは幾原邦彦を幼い時から愛していて、彼の関わる作品を追いかけ、そのたびに酷く心を揺さぶられていた。けれど唯一、アニメ「ユリ熊嵐」だけは放送当時心にささらなかった。‬
‪ピンと来なかったのだ。‬
‪それから数年経ち、2019年春に新作「さらざんまい」が放送されることが決まり、ゆったりとかつての幾原邦彦作品を見返した。当然、ユリ熊嵐も。‬

‪放送当時ピンとこなかったものが、社会に出て少しのわたしにじんわりと刺さった。言葉にできるような。できないような。でも、無理に言葉にしなくていいような。きっと、心が動いたこと自体が大切なのだとわかる。いつもの幾原邦彦作品への心の傾きがあった。‬
‪ああ、彼女たちの物語が。祝福がやっと届いた。そう思った。‬

‪9月。‬
‪わたしはうたの☆プリンスさまっ♪と出会った。‬
‪存在自体はプロジェクトが始まったときから知っていたし、うたプリ自体を好きな友人は少なくない人数いた。避けているわけでもなく、ただ、わたしに向けられたものではないな。と横目で見ていたものと、真っ正面から出会った。‬

‪もうすぐ10年を迎えるジャンルに、このタイミングで出会うこと。劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジラブキングダム内MCで帝ナギさんに「うたプリアワード、エンジェルたちは覚えてるかな?」と問いかけられるたびに、リアルタイムでは、知らない。多分、うたプリ世界のわたしはNaverまとめとかで読んだ…。と目を瞑る。‬

‪けれど、そのことに大きな負い目があるわけではない。多分、2000%を見ていても当時のHE★VENSたちを応援できていたかはわからないし…。マジラブキングダム自体が、わたしに向けられた祝福だったからだ。‬*1

‪今好きになって良かった。‬
‪これは、心からそう思う。‬
‪今好きになってよかった。を9月8日から毎日積み重ねてる。‬
‪その積み重ねが愛になるんだろうな、と思うようになった。‬

‪人のスキは無限ではないから、それぞれがそれぞれの思う時にそれぞれの思う形でスキに誠実にキスを送るべきだ。‬

‪マジラブキングダムの祝福を同じように受け取って欲しい人がまわりに何人かいて、一緒に映画館にいってもらったり、DVDを押し付けたりして、プリンスたちに出会ってもらった。その人たち全員に祝福が届いた訳ではなかったし、それは当たり前のことだ。‬

人生は巡り合わせなんだから。

「今」でなかっただけでそれは過去でも、未来でもあり得る。
‪けれど、それはあなたに向けられた祝福でもあったんだよ。叶うならばいつか出会って欲しいとわがままなわたしは祈ってしまう。‬そこに祝福があったことだけは、知っていてほしい、と。

‪多分、わたしが出会っていないわたしに向けられた祝福はこの世界に沢山あって、誰かがあなたに向けられたものなのに!と心を騒がせてくれているかもしれない。でもごめん。わたしが新しい祝福に出会ったときが、きっと出会うべき時だからもう少し待っててね。そんな祝福にこれからも出会っていきたいな。‬


らしんばんの棚は1度見送った。‬
‪海外通販なんかも一通り見て、最終的にオーダーメイドで作ってくれる方にお願いすることにした。2週間ほどで届く、予定。‬
‪当分はHE★VENSさんからの祝福を受けて、毎日スキに囲まれて笑顔で生きていける。楽しみだなあ。‬